高倉健、「若い人に譲りたい」と賞を辞退

高倉健さんて、なんだかやたらとカッコイイ!
と思わせる力をお持ちの方ですよね。
その役がとか、テレビに出ていた時の姿が、とかではなく、発した一言が人柄の深さを語るようで、
姿が見えていなくても、「カッコイイ!」って発してしまいます。


「第36回日本アカデミー賞」の優秀賞が22日、都内のホテルで発表された。
4度の最優秀主演男優賞に輝き、昨年は「あなたへ」に主演した高倉健(81)は、
優秀主演男優賞を「若い人に譲りたい」との理由から辞退。02年「ホタル」に続く
2度目の辞退となり、同賞では初のケースとなった。優秀主演女優賞には
「北のカナリアたち」の吉永小百合(67)らが選ばれた。
授賞式は3月8日に都内のホテルで行われる。

優秀主演男優賞の受賞者らが次々に発表される中、そこに高倉の名前はなかった。
日本アカデミー賞事務局は「若い人に譲りたい」との理由から、高倉が辞退したと発表した。

高倉は第25回(02年)でも、「ホタル」(01年公開)で優秀主演男優賞の対象となったが、
「後進の俳優たちのために賞をあげてほしい」との意向で受賞を辞退。過去には07年の第30回で、
「武士の一分」で主演した木村拓哉(40)が事務所の意向から優秀主演男優賞を辞退している。

事務局によると、授賞式当日のスケジュールが合わないため辞退する俳優はいるが、公表されていない。
こうした発表の場で、正式に辞退が伝えられるのは、高倉と木村のケースだけだという。
(スポーツ報知)


「第36回日本アカデミー賞」の優秀主演男優賞を「若い人に譲りたい」と辞退された健さん。
2002年の「ホタル」でも辞退されていたそうです。それも、理由は同じ。(ってことは、既に11年前に「若い人に譲りたい」と言った方にもう一度あげようとするのも凄いことのようにおもっちゃいます)

ただ、なんで辞退の公表をする方と、されないで終わっている方がいるのかは不思議なところですね。

過去、理由は違えど辞退をした俳優で公表されているのは健さんとキムタクだけだというのは、大意があるとしか思えない。
まぁ、辞退者が多いってことで「辞退しても良い賞」と思われたくないという気持ちも提供側にはあるでしょうね。

紅白も、なんとなく辞退することが大したことじゃないようにもなっていますもんね。

アカデミー賞がとか、タイトルがどうとかではなく、この高倉健さんの「世代交代」の意識は素晴らしいことだと思います。
ただ、俳優業というのは「死ぬまで現役」も許された職業なだけに、受賞は譲っても、
健さんにはまだまだ俳優として現役で走り続けて欲しいですね。


コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ