中村勘九郎父の死と、妻前田愛が第2子妊娠

中村勘九郎さん(31)の 夫人、前田愛さんの第2子を妊娠を知り、
亡くなってしまった父親への想いと、そして亡くなった父親を祖父として、
自分を通じて同じ血を受け継ぐ子が生まれてくることと、
冠婚葬祭というのは、こういうことでもあるのだろうなぁとおもいました。

私にとって、“中村勘九郎”というと、実は先日亡くなった中村勘三郎さんの方を思ってしまうのです。
しかし、襲名でその故人となった勘三郎さんの長男が今の勘九郎さんなので、
勘三郎さんの死は、名前と顔を一致させることにもなりました。

私はあれだけ濃く生きた勘三郎さんが死を悔やんでいるとはあまりおもっていないのですが、
唯一思うのは、既に1歳になっている孫の初舞台を一緒に見守り、
演じることができなかったことにはあるのではないかということです。

孫は目に入れても痛くないと言われるほど可愛いと言いますし、
孫も歌舞伎役者として生きていくために、厳しく伝えたいことや、
父親として厳しく息子が振る舞うのであれば、祖父として優しく包み込むこともしたかったろうと、
してやりたいことはあっただろうとおもうからです。

しかし、勘九郎さんの喪主としての挨拶を聞くと、そんな切ない勝手な気持ちは払拭され、
皆、しっかりと受け継ぐものを継いでいるのだと知りました。

天国で来年の孫の誕生を楽しみにされているでしょうね。


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